柚子すき毎日

本と雲と雨と柚子と冬がすき。
主に本について書いています。本の内容もところどころでばらしています。
最近パソコンに向えなくてTBのお返しはしばらく出来そうもありません。コメントへの返事も遅れてて。本当にごめんなさい。
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「四度目の氷河期」

四度目の氷河期
四度目の氷河期
荻原 浩

今年の富山はまったく雪が降りません・・・
寂しい・・ゆき

クロマニヨン人の息子だと信じる男の子の成長していく姿が描かれています。
よそから越してきて未婚の母と自分に対する地元の人の差別は強くなる。やがて立派なクロマニヨン人になるべく石器を作るための石を探しに川の上流へとたどり着いた彼はサチという少女に出会います。

サチが出てきてからは断然読みやすくなった(ホッ)
最初の1ページくらいで展示されているミイラに向かって主人公が「父さん」ってつぶやくんですけどSF??!!かと思って正直びっくり&不安が・・・その後クロマニヨン人についての説明、氷河期についての説明・・・・・ながい・・・話が流れない・・・具合が悪く寝込みながら読んでたせいもあるけど何度挫折しかけたことか冷や汗

サチとの恋のやり取りやトラとの友情。槍投げ競技への情熱や母の再婚への困惑。
様々な出来事がおきます。
「1ヶ月は帰ってくるなと言ってある。1から鍛えなおす」といったトラ父の言葉だけでなんていい父なんだと感動し主人公のことを自分のことのように一生懸命になってる熱い木嶋先生の2人がとてもお気に入りでした。美術の先生も好き。私自身が普通のみんなと合わせて生活することが苦手だったでそういった強い心を持った自分を認めてくれる人に惹かれますねぇ。

どういう地方に住んでいるのかまったくわからなかったのですが突然「新潟空港」という地名が。隣県在住者としては舞台が何県か俄然知りたい。

さて、なんなんだこの終わり方は!って怒ってました。むかついたので夫にあらすじと終わり方を説明(どうせ読まないだろう)するとまったく違った感想が
「男のロマンだ。主人公よくやった!!」
と手放しでほめてる。
わたしが常識的すぎるのかなぁ?でも未来の事を考えたら不安じゃないですか?うーんウォッカ男への仕返しにもなるだろうしいいのかなぁ。でもなぁ・・・あせあせ
読書(あ行):荻原 浩 | comments(0) | trackbacks(1) | 

「明日の記憶」

明日の記憶
明日の記憶
荻原 浩

汝の最大の敵は、汝以外にはない。(ロングフェロー、アメリカの詩人)
生きてるうえで「敵」って結構いる。対戦相手だったり病気だったりはたまた親だったりいろいろ。彼らを自分が受け入れられるか、それが最大の難関な気がする。
この本の主人公が受け入れなくてはいけない現実は若年性アルツハイマーに犯されていく自分自身。記憶がどんどんなくなっていく。いつもの見知った道がわからない。漢字が思い出せない。自分が何をしたかがわからない。

主演男優がこの本を読み感動し作者に電話したことで出来上がったらしい映画「明日の記憶」。富山でも待ち望んでいた人が多かったらしくて公開初めの週の興行成績が全国で第4位だったらしい。映画「私の頭の中の消しゴム」など若年性アルツハイマーに関する映画が増えた。新聞でもたまに特集が組まれている。一体どんな病気なのか?本人もそして周りにいる人もどれ程の苦労と現実を見続けているのだろう?いつか私もそんな経験をするのだろうか?

最後のあの終わりかたは泣けた。たんたんと話が進んでいくのに。あの終わり方。考えられなかった。あの場面、あの状況で最後を締めた作者の優しさが伝わってくるようだった。

「希望」

そんな言葉が読み終わった後心にふんわりと優しく残った

年甲斐もなく酔っ払って私を含めいろんな人に迷惑をかけさらに二日酔いに苦しむ夫を珍しく笑って許し、看病できたのもこの本のおかげだと思う。でもそろそろ年を考えて飲んでね。


読書(あ行):荻原 浩 | comments(0) | trackbacks(0) | 

「オロロ畑でつかまえて」

オロロ畑でつかまえて
オロロ畑でつかまえて
荻原 浩

オロロ豆をぜひぜひ食べてみたい。どんな味だろう?

過疎も過疎のある村で町おこしを計画する青年団の面々。青年団っていったって村全部で10人にもならない。みんなの言葉は宇宙語並になまってる。
町おこし・・・簡単なようでさっぱり難しい。過疎の町では常に悩みのタネ。村で唯一東京の大学に行ったことのある慎一の言葉を待つみんな。東京の大学行ってたというだけでも尊敬のまなざし。そんな彼の提案。
それは広告代理店を使ってのキャンペーン
みんなの貯金を集めいざ、東京へ−
同じ頃ユニバーサル社ではある会社の広告案に頭を悩ませている男がひとり。いずれこの過疎の村に大きな博打を提案することになるなんてこれっぽちっも考えずにある会社の新作コンドームのキャッチフレーズを一心に考えていた−

最後のあのドタバタはなんていうかとても気持ちのいい
えぇ?えぇ?っていう内にどんどんどんどん話がわぁあっと広がっていってもとに戻ったって感じ
笑えるし、何故かスカッとする。

−裏の畑で見つかれないものは他を探しても見つからない
この一言で私は慎一の奥さんに惚れた
もうひとり村崎君も最高。
自分もあの鳥を食べた事を知った時の気持ちをぜひ聞きたい。
食べてる時はなんの肉だと思ってたんだろう?
「おいしい。おいしい」って食べてたけど(笑)
好きなことにはとことんこだわる村崎君。好きだなぁ。

真実はひとつだろうけど、嘘を見破って喜んで誰かを追い詰める人って好きじゃない。正しい事だろうけど私はそんな人を尊敬することはできないしそんな人の番組みたくないなぁ
読書(あ行):荻原 浩 | comments(2) | trackbacks(3) | 

「神様からひと事」

神様からひと言
神様からひと言
荻原 浩

「もう嫌です。そんな私用で使った嘘の伝票書いたりするの。」
「じゃあいいよ。そこの係長に頼むから」
「そういった問題ですか?あんたのその給料は税金ですよね?そんなけちな事しかできないんですか?!」
「そんなに嫌ならやめれば?」
「えぇ、わかりました、やめますよ!こんなくだらないことっ!」
ちょうど知り合いの息子さんが就職難で自殺された葬儀の翌日だった
就職難で自殺してる人がいるのにこの人達はなんなのっ?ぶち切れて叫んだ言葉。この後もっと上が動いて結局私は首にならなかったけどあの時やめたほうがずーっとよかったと今でも思う。と同時にあぁやってたんかを切った私はまだまだ子供だったなぁと、そういえば人質もいなかったなぁ^^;

口より先に体が動いてしまう佐倉。張り切ってたプレゼンで手柄を取られそうになり思わず体が動いてしまった。で、送られた部署が「お客様相談室」
初めて出た電話で突然怒鳴られる。

思い出すなぁ。私は役場で総務課だった。その頃ダイヤルインなんて素敵なシステムじゃなかった。各課に直接かかるシステムじゃなかったからほとんど私が受けて課に回してた。総務課結構人いたはずなのにみんな知らん顔。(おい!)と思いながらも顔はにこやかにお辞儀つき「はい!○○町役場総務課でございます。」
−家に蛇が出たからなんとかしてくれ
−隣の騒音何とかしろ
−無駄遣いしてんじゃねーぞ!
あはは。あったあった。いっぱい。
役場辞めてからも家の電話や次の職場で「ハイ!○○役場総務課でございます」を何回言ったことか(笑)未だに電話が嫌いなのはこのせいだと思う

やめたいけど家賃とギターのローンという人質がいる。
これを払ったらやめてやる。と思ってるのにいつの間にか謝罪のプロになっていく佐倉。

最後はほんとにすっきり。元気になれる。
読んでる間も元気になれる。
仕事できるのにさっぱりしない篠崎がとにかく面白い
室長のダージリンに雑巾の絞り汁を追加注文するところなん最高!
人間やっぱりたくましく「ごきげんよう おひさしぶり」のように生きてかないと^^

−本当に申し訳ありません(うちのバカ親父が)
( )内を心の中で唱えればいんだ。という篠崎。
私にはどんな罪でもかぶっていいと思える誰か、いるだろうか?
そう思える相手
「愛してる」ってそう思えるかどうかじゃないかなぁと思う
読書(あ行):荻原 浩 | comments(2) | trackbacks(1) | 

「僕たちの戦争」

僕たちの戦争
僕たちの戦争
荻原 浩

吾一の現代へのタイムスリップと健太の終戦間近へのタイムスリップ
私は現代へのタイムスリップの方がいいと思った
思ったんだけど・・・
途中でわからなくなった

現代に生きる現代ではいわゆる普通の青年健太と終戦間近の日本海軍の学校に通う吾一。健太はサーフィンの途中で吾一は初めての単独飛行の練習中にそれぞれ異変を感じ気づけば健太は終戦間近の日本へ吾一は現代へ移動していた。そして親さえも見抜けないほど姿かたちがそっくりな彼らはお互いをお互いと間違われたまま自分が生きてた時代に帰る方法を考える

ニューヨークの貿易センタービルのあのテロ。その様子をみていた吾一の感想が痛々しい。先日新聞の社説に北朝鮮のことが書いてあった。ミサイルを発射することで日本やアメリカに経済援助させることを求める北朝鮮のことが書かれていた。同じくらい切なかった。私は戦争を知らない。けれど今の北朝鮮と昔の日本が同じだったように思えてならない。ニューヨークのあの場面を見て吾一は日本軍の神風特攻隊の仕業だと考え喜ぶ。喜んだんだ・・・。たったたった50年ちょい前の話。

自分たちが信じた未来
吾一の驚きと苦悩は考え付かない
死んでまで守ろうとした未来
私は顔向けができるのか?私よりももっともっと幼い彼らが彼女らが必死で守ろうとした未来にいる私たち。そんな過去に感謝もせずただただ生きる。
ご飯が喉を通らなかった。
このご飯があれば助かった人を想った
戦争は遠い存在だった
最近入った蔵で軍の帽子を見つけた
自分の母の兄弟が栄養が取れずに4人も亡くなっていたことを知った
今ある幸せ
あたりまえの生活
それはほんの60年も前は夢だったんではないだろうか
その時代に生きた人の話をもっともっと聴きたい

絶対に生きて未来に帰ろうとする健太
妙なポジティブさ。ふと自分の夫と健太が重なった
結構ひどい話なのに明るく読めてしまう終戦間近
そして現代にいる吾一は逆に暗く切ない
違いはなんだろう

「信じなさい。」
ミナミの祖母は何を想っていたんだろう?
未来を信じて行動する健太
信じてた未来をしってしまった吾一

信じる力って結構すごいのかも
読書(あ行):荻原 浩 | comments(2) | trackbacks(4) | 
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