柚子すき毎日

本と雲と雨と柚子と冬がすき。
主に本について書いています。本の内容もところどころでばらしています。
最近パソコンに向えなくてTBのお返しはしばらく出来そうもありません。コメントへの返事も遅れてて。本当にごめんなさい。
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「ダイイング・アイ」

ダイイング・アイ
ダイイング・アイ
東野 圭吾

あまりの怖さに読み続けてしまった。
また明日読もうとか思って本を閉じた瞬間に彼女の目に囚われた。
いつもはストンと眠りに入るのに頭ではなにかをフル回転させてた。夫と息子の肌の暖かさにこれほどたすけられたことはなかったかもしれない。
突然の交通事故によって殺されてしまった彼女。
その事故を引き起こした男は彼女の夫に襲われ事故の記憶を失ってしまう。
突然消えた同棲相手。
心惹かれるミステリアスな女。
断片的に思い出す記憶。

「あなただったのね、私を殺したのは」と押入れから出てくる女が登場したところで怖さは最高潮。なんとなくこうなるんではないかって思わせられる箇所が何個かあってそのとおりになるんだけど最初のしかけがとにかくうまい。そのとおりになってもひとひねりがるというか。人間なのだからあたりまえなのだけど登場人物すべてに好きな面と嫌いな面があってだからこそというかとにかく怖かった。
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「ちゃれんじ?」

ちゃれんじ?
ちゃれんじ?
東野 圭吾

今朝も早くからごそごそごごそ
ごそごそごそごつ
弟君が寒さにもめげずボードへと向かいました

若いなぁ・・・

「ちゃれんじ?」は東野圭吾さんがスノーボードにはまってく話。なので実話です。たまーに小説も出てきます。かなり受けます。どんどんどんどんはまってくのが読んでてわかるんですよ。言ってみればボード♪ボード♪ってスキップしてる感じでしょうか
勝手に築いていた人物像とのギャップに少々戸惑いました(笑)
スノーボードの他にもカービングにもチャレンジしたりします。
夏の間のスノーボードがなかなか出来ない苦悩も書かれています。
かなり笑えます。

ちなみに私はボード、したことありません。スキーの直滑降さえ怖いのにボードなんて・・・ムリ。でも彼氏にキャーキャー言いながら教えてもらってる女の子を見ると羨ましくって仕方ない。けっ、と思いながらも私が彼女の場合を妄想。すっごい恥ずかしいぞ。きゃあ〜っ、とか言いながら彼氏につかまって照れる。で、彼もまんざらでもない顔でみつめあうみつめあう。キャッ。・・・・・・いいなぁ。
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「手紙」

手紙
手紙
東野 圭吾

もしも強盗に入った理由が遊ぶ金欲しさだったなら彼は兄を憎めたと思うんです。憎めるならまだずっとずっと楽な道に進めたのではと思います。強盗に入った理由が彼の大学費用捻出のためだなんて・・・・
社長の「犯罪者に思い知らせなければいけない」という言葉がとても胸に響いた。犯罪を犯すとはどういうことか、犯罪を犯して本当に苦しむのは誰なのか。兄からの手紙を読めば読むほど私も正直に言えば憎らしくて仕方がなかった。本当に自殺と一緒だなと。塀の外と中。本当に苦しんでるのはどっちだろう?

でも
願った
天津甘栗を大人となった二人で剥きいつかいつか笑い会えるように、と。
たぶん、この世では二度とないのだろうなと思ったからこそ・・・願ってやまなかったよ

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「宿命」

宿命
宿命
東野 圭吾

「晃彦、申し訳ない、よろしく頼む」

そう息子にいい残して亡くなった瓜生直明。
彼は何を息子に託したのか。

勇作が小学入学式前のある日サナエが突然死んだ。
彼はサナエとの思い出の場所である少年に出会う。どんなに努力しても勉強も運動も勇作は勝てない。絶対に負けたくなかった。何故か気になって仕方がなかった。サナエの死が気になりつつも彼は成人し警察官となる。
そして彼はあの少年と再会する。彼・・晃彦の父が所有していた会社の社長が殺された。凶器は晃彦の父の集めていたコレクションのひとつだった。

知っているのは好きな食べ物と嫌いな食べ物、今日のスケジュールの一部。精神的な力になりたいのに・・。今悩んでいること、望んでいること、夢見ていることを知りたいのに。
夫に対してそう思っている女性は何人くらいいるんだろう。
晃彦が妻である美佐子に心を見せられなかった理由。
部屋に鍵までつけてしまった理由。
胸が締め付けられそうだった。
これほどのことを一人で抱えてきた彼にそしてそれを「宿命」と言い切って人生の殆んど犠牲にしてきた彼の心。
私は恋人に心を求める。美佐子と同じ気持ち。解ってもらえずに嫌になって家を飛び出したこともこんな関係やめるって言ったこともいっぱいある。好きな人の心を理解して一緒にがんばりたいって思うのはおかしいのかな?晃彦のように理由がないくせに見せない男っていっぱい。それって寂しいことだと思う。誰よりも解りたいと思うのに解らせてもらえない・・・。
諦めずにそんな彼を解りたいと思い続けた美佐子はすごいと思う。それに応えるかのように変わり始めた晃彦も。

出てくる人出てくる人が犯人に見えた(笑)まったく関係がないだろうとおもっていた事がとても重要だったり重要だとうと思っていたことがまったく重要じゃなかったり・・・東京からの帰りはこの本のおかげであっという間に富山に着きました。珍しく酔いもしなかった。

「ここまで読んだことが全部、ものすごく「納得」できる一行だった。」という言葉に惹かれて読み始めたこの「宿命」。ずるをして途中に読んじゃったけど意味が分からなかった。なのにちゃんと読み進めていくと不思議。
ずっと暗い霞がかかったようなイメージがすぅっと晴れて突然明るくなった。

世の中には美佐子がいうような「糸」がいっぱいある。たまたま美佐子の「糸」には正体があったけれど世の中には正体のない「糸」で溢れていると思う。私が彼とであったのも、私がこの本と出会ったのも全て「糸」。いつかその正体が分かる日がくるのだろうか・・・

そして「宿敵」。
あなたには「宿敵」いますか?
わたしの「宿敵」は両親。似ているからこそ腹が立って仕方がない。自分が隠したいと思っているところが隠しもせず目の前に出されている。けれどあんな親にはなりたくないと思う面がこんなに多くあるにも関わらず私はとても尊敬している。いつか超えることができるだろうか・・いや、超えてみせる。絶対。

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「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身
容疑者Xの献身
東野 圭吾

なんてこと−

母娘に付きまとう元夫。そんな元夫を殺してしまう母娘。
隣人であり高校で数学の教師をしている石神はそんな母靖子に想いを密かな寄せている。彼は刑事草薙とともにいくつもの難事件を解決している大学の助教授である湯浅がかつてライバルと認めた程の天才だった。

痛かった。
胸がぎゅっと締めつけられる。
石神の心が痛かった。そこまでの事を考え行動できる人ってこの世界に何人いるんだろう。他人からみれば自分のためではなく人のためなのに彼はこれは自分のためだと言う。私には想像さえできない。
彼は何で叫ぶように泣いたんだろう。
彼はどんな思いで泣いたんだろう。

石神は幾何の問題にみせかけて関数の問題のような問題をよく出す。
思わず唸った。「思い込みによる盲点」
私もマニュアルどおりに生きることに慣れてて問題の真の意味を理解しようとしない。勘違いな方向に解決の道が伸びていくことが多い。
思い込みは危険だ。もちろんそう思って生きている。本を読むときはそれ以上に注意を払っている。けれど・・・思い込んでいたらしい。疑問すら抱かなかった。日常でも同じなんだろうな。もっともっと、もっと注意深く大胆に行動しないといけない。

「なぜ数学を勉強するのか」
先生とは?親とは?勉強とは?
少しそんな問いかけもされているように感じました。
学びたいと思わせる、それが一番大きな課題なんじゃないかなぁと。そういう意味であのテストはとてもいい意味を持っていると思う。
何故学ぶのか?
何故私たちは好きでもない、楽しくもない勉強や宿題をさせられるのか?
全ての学問には意味がある。そして私たちは絶対にそれをいつか使う。

真実を知らないということは、時には罪悪でもあるのだと思い知った靖子。

私は
どれだけの人を傷つけ
これから傷つけていくんだろう。
そしてどれだけそのことに気づきもせず過ごしていってしまうんだろう。







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