オロロ畑でつかまえて
荻原 浩
オロロ豆をぜひぜひ食べてみたい。どんな味だろう?
過疎も過疎のある村で町おこしを計画する青年団の面々。青年団っていったって村全部で10人にもならない。みんなの言葉は宇宙語並になまってる。
町おこし・・・簡単なようでさっぱり難しい。過疎の町では常に悩みのタネ。村で唯一東京の大学に行ったことのある慎一の言葉を待つみんな。東京の大学行ってたというだけでも尊敬のまなざし。そんな彼の提案。
それは広告代理店を使ってのキャンペーン
みんなの貯金を集めいざ、東京へ−
同じ頃ユニバーサル社ではある会社の広告案に頭を悩ませている男がひとり。いずれこの過疎の村に大きな博打を提案することになるなんてこれっぽちっも考えずにある会社の新作コンドームのキャッチフレーズを一心に考えていた−
最後のあのドタバタはなんていうかとても気持ちのいい
えぇ?えぇ?っていう内にどんどんどんどん話がわぁあっと広がっていってもとに戻ったって感じ
笑えるし、何故かスカッとする。
−裏の畑で見つかれないものは他を探しても見つからない
この一言で私は慎一の奥さんに惚れた
もうひとり村崎君も最高。
自分もあの鳥を食べた事を知った時の気持ちをぜひ聞きたい。
食べてる時はなんの肉だと思ってたんだろう?
「おいしい。おいしい」って食べてたけど(笑)
好きなことにはとことんこだわる村崎君。好きだなぁ。
真実はひとつだろうけど、嘘を見破って喜んで誰かを追い詰める人って好きじゃない。正しい事だろうけど私はそんな人を尊敬することはできないしそんな人の番組みたくないなぁ