100回泣くこと
中村 航
表紙、挿話、それに題からもしかしたら悲しい事が終わるのでは・・?と思わされる。
実家にいる自分が拾って可愛がってた犬のブックの命が危ないというところから話は始まる。ブックを喜ばせるためブックの大好きなバイクを直す。ブックとの別れ?でも表紙にいる抱きしめられてる女の子は?と疑問に思いながら話はゆっくり進む
ススム
ゆっくり淹れられる珈琲、2人だけのライスシャワー、歯ブラシ、クッション、通帳。誰かと生活するちょっとしただけど大切で失いがたい幸せな空間
彼と同じように手も足も出せなくて自分に出来ることを考えても行動しても何も出来ないだろうと思う。彼と同じように悔やんで悔やんで・・・
何かに対し自分は無力だと思った
「健やかなるときも 病めるときも
喜びのときも 悲しみのときも
富めるときも 貧しきときも
これを愛し これを敬い
これを慰め これを助け
死が二人を別つまで 共に生きることを誓いますか」
例え結婚してなくても愛するあなたに思うこの言葉
どんなに誓っても無力であることに変わりはないのに
なんで
なんでこんなにも光輝いているんだろう