4月22日、23日と
国立西洋美術館に行きました。
参ってた時期にたまたま本屋で見たモネの「睡蓮」。すぅっと心が軽くなったのを今でも覚えてます。どうせ海外にあるんだろうと下をみたら東京にあると書いてあった。
1日目(4月22日)
「睡蓮」も好きでしたが特に好きになったのは
「雪のアルジャントゥイユ(モネ)」
「ラ・ロシュ=ギュイヨンの道(モネ)」
「雪のアルジャントゥイユ」は雪の降った街の風景を描いてあるのだけなんですがどうしても目が離せない暖かさを感じたし、隣の「ラ・ロシュ=ギュイヨンの道」は樹の影の長さや色の優しさがなんともいえず美しかった。辛くても踏ん張った優しさ。この2つを並べた方のセンス好きです。
「この絵にあなたならどんな題をつける?」
「この物語のストーリーを考えてみて」
一般の来場者から募集し優秀な作品が元となった作品の横に張られていました。
特に「プラン氏の肖像」!!
ユーモアがあり瞬く間に気難しそうなプラン氏に親近感が沸きました。
思わずくすっと笑ってしまいました
1日目は両親と一緒にいたこともあり常設展の半分しか見られませんでしたがこの日は常設展が無料の日だったこともあり今度はひとりで企画展も見る事にしました。
2日目(4月23日)
「ロダン・カリエール展」
「考える人」で有名なオーギュスト・ロダンと画家ウジューヌ・カリエールは生前とても交流が深かったそうで根底にある共通性を探る展示会だそうです。私には共通性は正直よく分からなかったのですが強いて言えばどちらの作品も少し辛さや寂しさがにじみ出ているように感じます。ただカリエールの作品は前面に優しさが、ロダンの作品は悩み苦しんでいる印象が前面に出ている感じがしました。あくまでなんの知識もない個人の感想なんですが。
特に気になった作品です。
「永遠の偶像(ロダン)」はぐっと胸を突かれた。なんでだろう。ひどく苦しんでいるような気がする作品でした。
「母と子(カリエール)」は本当に心が優しくなれる。前に立つだけでふわっと包見込まれる空気が感じられました。
その後残りの常設展を観て周りました。いいですね。上野公園。もう少し東京に滞在できてもやっぱりこの公園の施設をうろうろしてるだろうなぁ