永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢
重松 清
死ぬために生きているんだと思うので死ぬ事ができない主人公カイムの苦悩は想像もつかない。ただ、愛する人がひとり、またひとりと死んでいき1人になる孤独さは想像できる。わたしは・・・嫌だ。そんな最期は嫌だ。そう思うと死んでも生き返れるテレビゲームの主人公達は幸せなのか不幸せなのか・・・
この本に結末はない。テレビゲームの主人公の記憶の断片が詰まっている。彼がどんな人物でどんな冒険をし何を目指しているのか?それはゲームをしないとわからない。それがゲームがととて苦手な私は悔しい。
いい人生だった、と笑って死ぬ。これが私の最終目標。今苦しくてもそう思うからがんばれる。カイムも同じなのかな。