虚夢
今日は雪が時折ちらついてます。
でも太陽も顔を出したりするので雪と光でとっても綺麗。
今年は雪だるまを作る機会は1回しかありませんでした。
その雪だるま。
たぶんこれから先の未来でも見るたびにこの本を思い返すんじゃないかな、とおもいます。それくらいにラストは強烈でした。「愛娘を殺された父と母の想いの重さの違い」についてuririnさんが言っておられたので読んでみたのですが・・・。言葉では言い表せない何かがありました。誰も恨めない状況になったら私はどうなるだろう。だれかれかまわず当り散らして独りになってでも死ねなくて。私は母だけど彼女のようになれるだろうか?私もまた逃げてしまうんじゃないだろうか?
こんな思いをしている人が実際にいる、そのことさえ思いもしなかった自分が嫌でした。
そして「雪だるまの顔」についてのたった一行なんですがこれがとにかく心に沁みました。今から思えば物語の変わる「幸せから絶望へ絶望から前進へ」のポイントだったように私には思えます。